ブログ用サイトのWordPressではなくソフトウェアのWordPressも便利です
先ほどまで解説していたのはWordPress.comでのブログ開設についてですが、もう少し 進んだ使い方にブログソフトウェアのWordPressがあります。 これはWordPress.comのサイトへ行ってそこに用意されている物を使うのではなく、 自分で用意したサーバにWordPressをインストールして利用する方法になります。 用語としても混同しやすいですが意味は全く違いますので、恥をかかないためにも ちゃんと分けて考えられるようにしておきましょう。 どんなことが出来るのかというと、WordPress.comで可能だったことは大概出来ますし それ以上に難易度の高いサイトだって技術さえあれば制作できます。 過去に何度かホームページを立ち上げた経験を持っている人ならどんな流れかは理解 しているでしょうが、ウェブサイトの制作はお手元のパソコンでHTMLとCSSを書き、 出来上がったらサーバに転送して誰でも閲覧できるようにします。 更新作業も同様で、変更を加えたHTMLを転送して上書きします。 これがプロの手順で経験の浅いウェブ管理者には荷が重い作業でもあり、更新作業が 憂鬱だと担当者はいつも嘆いています。 ですがその方面に優れている、その為に開発されたと言っても過言ではないWordPress を使えば、更新を含めサイト管理が著しく容易になってしまうのです。 楽々と機能を追加できるプラグインもありますし、アップデートの度に新機能も追加 されておりどんどん魅力に磨きがかかっているようです。 アップデートも当然無料ですし、プラグインも探せばいろんな所で入手できるので 知識を深めながら進化するソフト本体と長く付き合う楽しみもあるでしょう。 数年前はこんなタグを使うのがセオリーだったけど度重なるアップデートの結果、 今では使わないほうがいいと位置づけられる物もあるようです。 時代とともに変化するというのは少し違いますが、WordPressというソフトウェアは 賢い使い方が世代とともに変化するのも可愛い部分です。 より快適に皆さんがキーボードを叩けるよう、マウスを操作出来るように日々進化 しているので、自分がそのスピードに置いていかれないよう目を離さずに観察して 対応する、この喜びはペットを飼育するのにも似た感覚かもしれません。 今まではこの餌を与えれば喜んで走り回っていたけど今では見向きもしない、新製品 の餌じゃなければピクリとも動かない、そんな感じです。 ネットで検索して手当たり次第プラグインをインストールしてみたけど、いくつか 古いものが混ざっていてそれらは全く使い物にならなかった、アップデートされた WordPressでは動かない、そんな実例はいくつも本当にあるのです。 パソコン上で扱うソフトウェアはほとんどがそのままいつまでも使い続けるタイプ ではなく、開発者達が随時新たなアップデートを提供してくれます。 ＯＳのウィンドウズでもパソコンを立ち上げるたびに更新があったり、フリーウェア でも数ヶ月おきに次のバージョンへとアップデートされることは周知の事実です。 WordPressというソフトウェアはその際の変更点が大きいので、数年前のテクニックが 今では無効になった、なんてことが頻繁に発生します。 なので常に貪欲に知識を吸収する体勢を持ち続け分からない点があれば調べるのが この道のプロになるのですが、「プラグインてなんだっけ？」レベルではやる気は あっても理解は遅くなってしまうでしょう。 まだ始めたばかりで知識も乏しいから専門用語で解説されてもチンプンカンプンだよ、 設定画面はちょっと覚えたけどパスやらタグやらインポートやらパーマリンクやらは なんのことか意味不明だし、リビジョンとかエディタなんて初めて見た単語だよ、 という人向けにはフォーラムがありますので、恥ずかしがらずに先輩達に質問を どんどんぶつけましょう。 誰もが通ってきた道なので道しるべとなる過去のやり取りを辿るだけでも役に立つし、 その環境も用意されていますので気合さえあればすぐに上級者の仲間入りです。 新人に厳しい世界ではないので勇気を出して一歩踏み出してみましょう。